ピアノにしろギターにしろ、 電子またはエレキという名がついて、 電子楽器に なっているものもありますね。 最近は、ドラムも電子楽器が出てきて、 たたいた音をヘッドフォンで聞いて ドラムが出来るものも出てきました。 ところで、電子楽器の元祖といえば何だと思いますか? 実は「テルミン」とう楽器。 ほとんどの人が聞いたことのないと思いますが、 1920年代にロシアの レフ・テルミン博士(1896?1993年) が考案した世界最古の電子楽器 のことです。 最近、 ギターやピアノのようなありふれた楽器に飽き足りないこだわり 派の間で、 この変わり種楽器を演奏する人が増えているらしい。 面白いことに、テルミンは演奏法が一風変わっています。 ギターにしろピアノにしろ、 大抵の楽器は弦や鍵盤に触れて音を出す ものですが、テルミンは手を触れません。
四角い箱型の楽器から縦と横に伸びている金属棒 (アンテナ)に手を 近づけたり、遠ざけたりし、 触れずに音の大小と高低を変えて演奏するのです。 手を動かして奏でる風ではあるのだが、 楽器と手の間には必ず空間がある。 オーケストラ指揮者のように繊細に宙を舞う手の動きがテルミンという楽器の 不思議な魅力の1つにもなっているようです。
シンセサイザーや電子ピアノには、無機的な響きがあり、 その乾き具合は それで面白いのだが、テルミンの音は電子楽器なのに、 何とも言えない 「体温」を感じさせてくれる。 音色自体はチェロのようでもある。 はっきりとキーを押し下げたり、 純デジタルで処理していないせいなのか 分からないが、 アナログのあいまいさを残したぼわぼわした音像が聴く者 を包んでくれる。 世界最大のテルミン愛好会が大阪市に本部を置く 「フレンズ オブ テルミン」 というのがあります。 同会サイトには練習会や講座、 イベントなどの情報が載っていますので 興味のある方は見てください。
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