「被爆ピアノ」って聞いたことがありますか? 「被爆」とは爆撃によって被害を受けることですが、「被爆」というと広島と長崎に落とされた原爆に よって爆撃されたことを主に言います。 その原爆の被爆をうけたピアノが少なくとも8台確認されています。 そのうちの3台を所有しているのがピアノ調律師の矢川光則さんです。 矢川さんが所有する3台の「被爆ピアノ」のひとつは、当時広島のの爆心地から1.8Kmの家にあった そうで、無数のガラス片の傷痕がついているそうです。 矢川さんはそのピアノの鍵盤などを修復して音を読みがえらせました。 矢川さんは楽器メーカーの調律師などを経て1995年に独立し、翌年から中古ピアノを学校や病院に 送る活動を始めたそうです。 その過程で「被爆ピアノ」と出会いました。 活動資金を募るため、2000年に開いた演奏会で、ピアノに残る傷の由来を話したら、大きな反響に なったそうです。 矢川さんは「被爆ピアノ」を持参して「触れて、弾いて、聴いて、平和の大切さを考えてもらおう」と 全国を回り始めました。 愛知万博での公演で、「放射能は大丈夫か」と聞かれ、原爆への理解不足の人も多くいるだろうと 50歳を過ぎて、放射能や核兵器について勉強したそうです。 矢川光則さんは「被爆ピアノ」を自らトラックで運びます。 疲れは訪問先の子供たちからの手紙が癒してくれるそうだ。 それらの子供たちを戦場に送るような世の中にしなように、矢川さんは生き証人の被爆ピアノを 伝えていくのが自分の使命だと思っているそうです。 そして、いつかアメリカにもこの「被爆ピアノ」を持っていきたいそうだ。
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